インディアンモーターサイクル

ヒストリー

アメリカ人の心に刻まれた、モーターサイクルの源流。

自転車レーサーだったジョージ・マロリー・ヘンディーと、
エンジニアのカール・オスカー・ヘッドストローム。

意気投合した二人の男は、1901年、
アメリカ最初のモーターサイクル「1901 シングル」を生み出した。

“フロンティア・スピリットにあふれた、まさにアメリカらしい製品”として、
二人は、その革新的なマシンに「インディアン」と名付けた。


1901-1909


1901 Indian Single


1908 Indian Twin

  • 1901
    ・米国初のモーターサイクル「1901シングル」を発表。
    ・プロトタイプを含む計3台を製作。
  • 1902
    ・革新的なチェーンドライブと洗練されたスタイルを備えた、最初のインディアンを発売。
    ・3台のインディアンがボストン・ニューヨーク長距離レースでメカニカルトラブルなしで完走。
  • 1903
    ・インディアンの共同創業者でチーフエンジニアのカール・オスカー・ヘッドストロームがモーターサイクルの世界最高速(時速90km/h)を樹立。
  • 1904
    ・インディアンのトレードマークとなる深紅の車体カラーを初めて採用。
    ・セントルイス万国博覧会で優れた工業製品として金メダルを受賞。
  • 1906
    ・米国製としては初のV型2気筒エンジンモデルを発表。
    ・サンフランシスコ・ニューヨーク間を従来の記録を18日間も更新する31日間で走破。
  • 1907
    ・ニューヨーク市警が最初の警察用バイクとしてインディアンを採用。
    ・第1回 英国1000マイル耐久レースでV型2気筒エンジンの「ツイン」が優勝。
  • 1908
    ・インディアナポリス・モータースピードウェイで初めて開催されたレースで優勝。
    ・ニュージャージー州の自転車用オーバルトラックで110km/hを記録。
  • 1909
    ・水平に伸びたフレームに燃料タンクを配置した「ループフレーム」を採用。他メーカーも追随し、モーターサイクルの基本的な形式となる。

1910-1919


1912 Indian Eight-Valve Racer

  • 1911
    ・初めて伝統の「マウンテンコース」を使用した1911年のマン島レースにおいて、1-2-3フィニッシュを飾る。
    ・全米における速度記録のタイトルを全て獲得。
  • 1914
    ・モーターサイクルでは世界初の電気式ヘッドライトとスターターを装備。
    ・かつてインディアンが打ち立てた大陸横断記録をさらに20日間も短縮する11日間12時間10分の新記録で、サンディエゴ・ニューヨーク間を走破。
  • 1916
    ・V型2気筒1000ccサイドバルブ 「パワープラス」エンジンを採用。
    ・第一次世界大戦により、レース活動を一時中断。4万1000台もの軍用モーターサイクルの供給を行う。
  • 1918
    ・1気筒あたり4バルブのレース用V型2気筒OHV「パワープラス」エンジン搭載車が最高速度193km/hを達成。

1920-1929


1928 Indian 101 Scout

  • 1920
    ・セミモノコック構造を採用したV型2気筒600ccの「スカウト」を発売。
  • 1922
    ・V型2気筒1000ccの「チーフ」を発売。
    ・米国で初めて「密閉式」アルミニウム製プライマリーケースを採用。
  • 1923
    ・V型2気筒1200ccの「ビッグ チーフ」を発売。
    ・社名を「インディアン モーターサイクル カンパニー(Indian Motorcycle Company)」から「インディアン モトサイクル カンパニー(Indian Motocycle Company)」に変更。
  • 1927
    ・直列4気筒エンジンを採用した「エース」(後に「フォア」へ車名変更)を発売。
  • 1928
    ・V型2気筒750ccの「101 スカウト」を発売。
  • 1927 to 1929
    ・ボブ・アームストロングが3年連続で全米ヒルクライム選手権に優勝。

1930-1939


1935 Indian Chief

  • 1930
    ・デュポン社と合併、その傘下となる。
  • 1936
    ・カリフォルニア州のミューロック乾湖(現在のエドワーズ空軍基地)で開催されたロサンジェルス速度記録レースにおいて、「スポーツ スカウト」が最高速度207km/hで優勝。
  • 1937
    ・モーターサイクル初のツインキャブレター車を発売。
    ・第1回「デイトナ 200」で「スポーツ スカウト」が優勝。
  • 1939
    ・第二次世界大戦が始まり、軍用バイクの供給に専念。

1940-1949


1947 indian Chief

  • 1940
    ・プランジャー式リアサスペンションを採用。
  • 1941
    ・先進的な縦置きVツイン、シャフトドライブ、4速ギアの軍用モーターサイクル「841」の生産を開始。
  • 1943
    ・「陸・海軍 製品賞(Army-Navy Production Award)」を受賞
  • 1945
    ・トルク・エンジニアリング社に吸収・合併。製造部門はアトラス社へ、販売部門はインディアン・セールス社へと分割される。
  • 1948
    ・1947年型「スカウト」が新コースで初めて開催された「デイトナ200」で優勝。

1950-1953(-1967)

  • 1951
    ・80キュービックインチ(1300cc)エンジンの新型チーフを発売。
  • 1953
    ・戦後から続いた販売不振により、スプリングフィールドでの生産を終了。
  • 1967
    ・ニュージーランド人のハーバート・“バート”・マンローが自ら改造した1920年型 スカウトにより、ユタ州ボンネビル・ソルトフラッツの陸上速度記録レースにおいて1000cc以下クラスの速度記録を樹立。

1999-2003


2003 Indian Chief

複雑に絡み合った商標権の問題は永年、インディアン復活への試みを幾度も挫折に追い込む。1998年、かつて競合関係にあった各社が合併し、インディアン・モーターサイクル社に発展。1999年に生産を始めるが、事業は成功せず、2003年がその会社の最後のモデルイヤーとなる。


2004-2011


2009 Indian Chief

  • 2004
    ・スティーブン・ジュリアスとスティーブ・ヘスは、経営困難にあったクリス・クラフト・ボート社を立て直した後、インディアンに注目。二人はトレードマークの商標権や数々の特許を取得し、インディアン復活を目指す。
  • 2005
    ・アンソニー・ホプキンス主演の映画『世界最速のインディアン(The World's Fastest Indian) 』が公開される。
  • 2008
    ・新生インディアン・モーターサイクル社のノースカロライナ州キングスマウンテン工場から2009年モデルの「チーフ」がラインオフ。
  • 2011
    ・パワースポーツの世界的リーディングカンパニー、ポラリス・インダストリーズ社による新たな経営体制がスタート。アイオワ州スピリットレイクの新工場で生産開始。

2013-2014

  • 2013
    ・新たに開発されたエンジン「Thunder Stroke111」を搭載した新型チーフ・クラシック、チーフ・ヴィンテージ、チーフテンがデビュー。同年秋に正式発売開始。
  • 2014
    ・インディアン初となる水冷エンジンを搭載するミドルウェイト・クルーザー「スカウト」を発表。